1949-11-14 第6回国会 参議院 本会議 第10号
又政府は農業復興金庫のごとき長期金融機関を設けてこれに当らせる用意があるかどうか。昨年、勧業銀行を普通銀行に改編いたしました。これによつて農村の不動産金融の途は鎖ざされているわけであります。政府はこれに代るに興銀を以てなさしむるか、或いは新たな特殊銀行を設ける用意があるか。この点は大蔵大臣に伺いたい。 次に今年度の供出成績の上らないのは米価の決定が遅れた点でございます。
又政府は農業復興金庫のごとき長期金融機関を設けてこれに当らせる用意があるかどうか。昨年、勧業銀行を普通銀行に改編いたしました。これによつて農村の不動産金融の途は鎖ざされているわけであります。政府はこれに代るに興銀を以てなさしむるか、或いは新たな特殊銀行を設ける用意があるか。この点は大蔵大臣に伺いたい。 次に今年度の供出成績の上らないのは米価の決定が遅れた点でございます。
第一点は、農業金融の根本を考えて、政府は農業復興金庫等のような、根本的な金融機構を確立する意思がないかというようなお話でありました。
從つてわれわれは今まで、農業復興金庫等、別に金融機関を設置いたしまして、急速に災害その他の土地改良等に要する資金なり、また補助の面の増額を要求してまいりましたが、政府ははたしてこの方面に対しまして、いかなる考えを持つておられるか、以上耕地関係については、南海地震等を中心にいたしまして質問する次第であります。
それについては、今までは中金がありましたが、今度は農業復興金庫でもつくつて、なるべく農山漁村に融資をしてもらうということを常に私どもは要望しておつ平のでありますが、聞くところによりますと、どうも農業復興金融金庫というものはぐあいが惡い。
なお金融の点につきましては、いずれ近く國会の御審議を願うために、農業に関しますること、水産、林業に関しまするこれらのものを、今まで申し上げておりました農業復興金庫というようなアイデアのもとに立案をいたしまして、特別会計で大体年間六十億、本年は四十億くらいの程度のものをこれら原始産業の金融として行いたいと考えております。
それから第三の農業復興金庫のことにつきましても、先般私はここで申上げましたが、範囲を具体的に説明を申上げるだけに至つておりません。これは非常に私共せいております。
第三点は農業復興金庫の向題であります。これも先般のお話では案が五つぐらいあつて目下交渉中である。予算の問題が何か鳧がつくまでの間には何とか話がつくだろうというお話であつたのでありますが、段々日がなくなつて來ております。どの程度に進展しておりますか。以上三点お伺いいたします。
○國務大臣(永江一夫君) 農業復興金庫につきましては、農林省の案は、先程お話しましたように、閣議で審講中でありますが、その名称が如何ようになりまするか、これは今後の審議の結果でないと、今結論を申上げかねるのでありますが、私といたしましては、飽くまでも今会期中に必ず國会方面にこの案件について御審議を願うつもりで、折角努力中であります。
○國務大臣(永江一夫君) 農業復興金庫の案といたしましては、勿論今の復興金庫と同じようなものを、原始産業でありまする農業、林業、水産等に別個の金庫を作るというのが、御承知のような一つの理想案であります。若しそれが諸種の事情で不可能になりました場合には、或いは今の復金の中に農業関係の別個の枠を作りまして、それで実質上同じような効果を挙げたいというなことも考えられるわけであります。
○東浦庄治君 只今農業復興金庫のお話がございましたのでありますが、私もこの際農業復興金庫を作らなければならんということについては、大臣と全く同意見でありますが、併し実際の政府の進み方を見ておりますると、この問題は、すでに與党三派の政策協定においても協定ができておる。又與党の中でも、復興金庫を是非作らなければならんという意見が強力なところもあるように承知いたしておるのであます。
しかしこれは先ほど申しましたような農業会の解体、協同組合の完全なる機能の確立をせざる状態、及び特に農村課税における影響等が重なつた際にとつた方法でありまして、恒久的な金融としては、すでに御承知のように原始産業でありまする農業、あるいは水産、あるいは林業等を含めました農業復興金庫等の処置を考えまして、これを政府は立案して目下檢討中でありまして、この制度があるいは農業復興金庫という名前で発足をいたしますか
從いまして、ただいま緊急に何らか処置をしたらどうかというお話でございますが、先ほどお答えをいたしましたように、農業復興金庫等の処理によつて、基本的な金融を考えますと同時に、その案ができまするまでのつなぎとして、適当な方法を考えたいと思つております。
併しながらこれらの金融額を以ていたしましては、到底十分でありませんので、政府におきましては、この根本対策といたしまして、特に原始産業でありまする農業、水産、林業等につきまする農業復興金庫等の措置を取りたいと思いまして、その具体案を鋭意考究中であります。以上お答えを申上げます。(拍手) —————・—————
政府は、農業方面におきましても、復金と同じような機能を持つところの、政府出資による農業復興金庫を設ける計画を持つておいでになるかどうか。大蔵大臣及び農林大臣にお伺いしたいのであります。 次にお伺いしたい点は、中西君も言われた米價の差額金の返還の問題であります。
さらに第二の方法といたしましては、目下政府において農業復興金庫等諸種の立案を急がせまして、適当にこれを実施したいと考えておるわけであります。さらにその他の方法によりまして、農村の金融の逼迫については、できるだけの処置を講ずるつもりであります。なおこれらのことにつきましては、いずれ適当な機会に私から発表いたします。
しかしこれはあくまで暫定的のことでありまして、実際に農業復興金庫の具体的な基本的なものをつくらなければ、農業金融は円滑にもつていけない、こう考えまして、今原始産業に関しまする復興金庫をつくりまする具体的のものを考察中でありますが、何分にもその具体的のものを今皆さんの前で御説明をする時期に至つておりませんが、この委員会は相当連続的にお開きになるようでありますから、きわめて近いうちに、一應私どもの考えておりまする
しかしこれは基本的な農村金融に触れておりませんので、本年度の本予算を今審議中でありますが、この政府の本予算ができる際に、併せてやはり農業復興金庫の案を確立してまいりたいと思いまして、その農業復興金庫の内容について、今関係方面と折衝を続けておりますから、これまたきわめて近いうちに具体化して、皆さんの御審議を願いたいと思つておるわけであります。
、けさラヂオで聽いたのでありますが、農林大自は昨日新聞記者と会見せられて、農林省は農業復興金庫を創設する用意があるということを申されたということを聽いたのでありますが、この点につきましては、どういうことなのでありますか、この際もしそういうお考えがありますならば、その構想なり何なりを、少しお漏しいただければと思うのであります。
この點を私は認めるのでありますから、現在の中央金庫、これらを今どう改組するかということをここにはつきり言うことができないのでありますけれども、たとえば第二中央金庫であるとか、あるいは農業復興金庫というような、名前はむろん假定でありますが、眞に現在の金融復興、金融機関に關するものを、特に農業面において新しく農業復興金庫というような大規模なる金融機關を設けて、この金融機關を通じて農村の復興に對して相當融資
そうは申しましても金融面が非常に重大なる役割をなすことは當然でありますので、この法案が通過し、農業中央金庫等がどう改組されるかという諸點については、いわゆる農業復興金庫と申しますか、あるいは第二中央金庫と申しますか、名前は今ここに申し上げることはできませんが、いずれ農村全般にわたる大きな國家的金融機關を設けて、農村の金融に對しては相當便宜を與える、こういうことはわれわれは別個の點に考える。